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あしたのジョー の評価wwwwwwww

格闘漫画
やや内角をねらい えぐりこむように打つべし




●これは戦後最大の傑作だ。

作品は古い。しかし新しい。感動の大巨編である。殺し屋・死神とまで言われた矢吹だが、彼ほど人間的な主人公がかつていただろうか。人間としての落ち込み具合が凄まじく、絶妙な泥臭さが滲み出ている。漫画界の堕落論である。
力石を死に至らしめたテンプルへの一撃、これにより矢吹は顔面への攻撃を無意識に避けてしまう。意図的に顔面攻撃するが、度重なる嘔吐で中央リング界を追い払われる。「拳闘はどこだってできる」という信念の下、ドサ回りのリングへ歩むジョー。胸が苦しくなるほど切ない凋落である。
金竜飛戦での減量で矢吹は完全に力石の亡霊を断ち切ったと私は思う。骨太な体に無駄のない肉体、フェザー級の破壊力とバンタム級のスピードを手に入れたからだ。「俺はバンタムで生きる」と語る矢吹はバンタム級で死を迎える覚悟を決めていたはずだ。
乾物屋の紀子に「ボクシングで明け暮れる青春は寂しくないの?」と問われ、「完全に燃焼して真っ白な灰だけが残る。後には何も残らない。死にもの狂いで殴りあうことに充実感があるんだ」と答える。「矢吹くんに付いて行けない」と紀子に見切りを付けられても、無言で佇む矢吹はニヒリズム・男の哀愁を漂わせる。私の最も好きなシーンである。
カーロス・リベラやハリマオ、ホセ・メンドーサとの対戦も魅力的だが、全体として言えるのは、エスタブリッシュメントに対する矢吹の闘いこそ、この物語の真髄なのである。ドヤ街・少年院・ドサ回り・孤独・減量・喝采と罵倒、そして廃人・・・。これらのキーワードがまさに矢吹そのものなのである。人間の底辺から幾度となく這い上がる矢吹には、いわば昭和の果実が凝縮されているのだ。貧しさを乗り越え、生まれや出自を拳ひとつでブチ壊し、一躍スターダムにのし上る。それでいて決して完璧ではなく挫折もする。パンチドランカーに蝕まれた不完全な英雄、そこを読者は支持したのだ。感銘を受けたのだ。熱狂したのだ。例の有名なラストシーンのように、貧しい戦後日本人は誰しも真っ白な灰になるまで燃え尽きたい心情を持っていたのである。矢吹こそ戦後の日本人が胸に抱き続けた東京ドリーム、伝説に他ならない。
著者は一貫して安っぽいハングリーさではなく、男のエンブレム(紋章)こそを重視している。つまり勝利への飽くなき探究心よりも、男のプライドを描きたかったのだ。豊かになった現代日本では、男の誇りはおろか、ハングリー精神すらない。だからもはや「あしたのジョー」を超える作品は有り得ないだろう。

(Amazonレビューより)





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