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学校 の評価でしたのに……。

映画




●幸せって何だっけ

『フリーダム・ライターズ』では問題少年たちに教師がプラグマチックな処方箋を渡したのに対し、社会の片隅でひっそりと生きる老若男女に対する黒川先生(西田敏彦)の接し方はとても情緒的で湿っぽい。社会の辛酸をなめつくした生徒たちに表面的に接してもバカにされるだけ。胸襟を開いて自らの人間性をさらけださなければ相手にされない、というのが夜間中学校のクロちゃんこと黒川先生の持論なのである。

シンナー中毒のみどり(裕木奈江)や、清掃屋で働きながら学校に通うカズ(荻原聖人)、不登校になったえり子(中江有里)たちのエピソードがカットバックで挿入されるのだが、やたら深刻ぶった演出をさけ低い目線から日常を描いているのはいつもの山田洋次流。殺された友人の数を競わせるようなショッキング療法よりも、腹が減っていればタンメンを作ってくれたり、きつい仕事を一緒に手伝ってくれる方が、われわれ日本人にとってはよっぽどいい先生なのだ。

相も変わらず“五郎”節で押し切る田中邦衛は競馬好きで字が書けないイノさんを怪演しており、清楚な数学教師を演じた竹下景子同様、観客の期待そのままの役柄で水戸黄門的な安らぎを与えてくれる。ただし“イノさん故郷へ帰る”のお涙ちょうだいシークエンスは、予定調和がすぎていただけない。無理やり幸福論などを生徒たちに論じさせなくても、映画冒頭に語られたクロちゃんが夜間中学校に居座り続けたがる理由の謎ときだけで十分幸せな気分になれる1本だ。

(Amazonレビューより)






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