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ブレイクブレイド の評価でしたのに……。

アニメ
「折れたフレームはよく刺さる」





●尺の問題だろうけど、悪改変がかなり気になる。

元は1時間×6章のアニメ映画作品を、全12話のTVアニメ用に再編集し、オリジナル映像を加えたのが本作である。
(劇場版からカットされたシーンも所々ある…)
アニメ版のブレイクブレイドはなんといっても手書き二足歩行ロボットによる戦闘シーンが売りだ。
作者独自の世界観から産まれたロボットが重厚に大地をかけ、銃を撃ち、剣で薙ぐ。
その戦闘の駆け引きたるや、元が劇場用とはいえこれだけの高クオリティを実現した作品は近年でも珍しいだろう。
有名どころの声優陣もそろっており、かなりハマっている。

その一方で原作のブレイクブレイドという作品は、キャラクターの心理描写や戦略、戦術、謀略といった要素を重視した作品でもある。
原作者がもともと、三国志を原作にした作品を描いていたり、戦史作品としての要素を描くことに定評があり、
そういった面も原作が評価されている理由だが、それら重要な多くの部分がアニメ版でカットされている。
全体的に展開が駆け足なので完全に尺の問題であることは理解できるが、本商品でいう8話あたりから展開が特にズサンになっていく。
決定的におかしくなるのがオリジナル展開である11話以降であり、原作既読者にはすこぶる評価が悪い。

とにかく終盤のオリジナル改変はやっつけ感が半端ないのである。
なんで戦ってるのか動機が分かりにくい主人公に、王都防衛線が始まってるのに王都にいないバルド将軍、
敵が王都を包囲し始めてからオーランドに援軍交渉しようとしてるホズル国王たち、知勇兼備で慎重な用兵が売りなはずなのに少数の護衛とウロウロしているボルキュス。

そしてОPにいるのにラストだけポッと出の弟w 突っ込みどころが満載すぎるw 
それもそのはず10話から11話に至る展開は原作8巻の中盤から9巻まるまる1冊をカットしたのである。
その整合性を持たせるために相当強引なこじつけがなされている。
慎重なボルキュスの用兵を逆手に取ったうえで、奇策でこれを追い詰めるクリシュナ軍、
ジルグの敵を討つため不退転の決意で一騎打ちを挑むライガット、そして高笑い。
苛烈な原作の展開と、常に後手後手にまわり続けているアニメ版では最終回で受ける印象がまったく異なる。

※ネタばれ 反転
アニメ版から入った人間が特によくわからないのが、主人公に好意を抱く人妻ヒロイン・シギュンとジルグの位置づけであろう。
この辺は原作既読者でも実はよくわからないのだが、原作ではわからないはわからないなりに、意味ありげな描写で補完がなされている。
アニメ版ではこの二人の日常シーンや過去シーンなどカットされているため、とにかく主人公における位置づけがわかりにくい。
特にジルグの影響を大きく受けた原作の主人公と異なり、アニメ版のジルグは死に方も異なるし、最後のセリフも主人公に
伝わっていないなど、最終回における主人公にどういう影響を与えたのかわかりにくい。
本商品では劇場版になかったいわゆるジルグ無双のエピソードが追加され、劇場版に比べたらジルグの存在が際立っているが、
原作を知らない人間からしたら、劇的に現れ、劇的に退場する「ジルグとはなんだったのか??」という印象、それしか残らないだろう。
もう少しやりようがあったのではないかと考えてしまう。

これらを評してテレビアニメ版ブレイクブレイドを凡作とするのは、まあ仕方ない気もする。

長々と書きましたが、そんなわけで、映像はともかく、アニメ版の中身はいろいろと残念。
もし、アニメ版を見て少しでも興味が湧いた人は原作をぜひとも読んでほしい。
原作は面白いですよ、全然連載は更新されてませんけどね……。n

(Amazonレビューより)



劇場版の方が面白いです。



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